2009/09/28

旅の出会いと再会&ピアノコンサート

2年前のフランス旅行中に偶然知り合った、
日系フランス人Marie-Pierre SOMAさんの
ピアノコンサートに行ってきた。旅行以来の再会だ。

会場外に置かれていたプログラム


サロンコンサートということで、
邸宅の一室で演奏会をするのです。


SOMAさんが弾いていたピアノ


このような形式のコンサートは初めてだったけど、
大きなホールでのコンサートとは違って、
鍵盤を流れる指の一本一本の動きや、奏者の息遣いまでもが
ダイレクトに伝わってくるんですね~。
これが思いがけず、非常によかった!
わたしもまたピアノやりたい、とつい思ってしまうぐらいに。

そして久しぶりに会ったSOMAさんは、2年前と全然変わらぬ、
優しくてかわいらしい笑顔をみせてくれて、
ほんとに感激でした。うう、また会いたいよ~。

☆SOMAさんとの出会いについて☆

SOMAさんとは、2年前、フランス旅行中に、
偶然知り合いになった。
パリの駅で、ベルサイユ宮殿行きの電車が分からず
ホームで時刻表を指差しながら、「この電車かなあ」と
話していたら、横から「それや」という関西弁が聞こえた。
隣をみると、髪も目も茶色で、ぱっとみフランス人と
思わしきおばあさんしかいない。
「そうか、きっとフランス語が何かの間違いで
関西弁に聞こえちゃったんだな、はは・・。」と
一人で思い直しつつ、はっと我に返ると、
オットがなんかそのおばあちゃんと会話しているではないか。

どうやら、そのおばあちゃん日本語が話せるらしい。
しかも同じ電車に乗るということで、心強い仲間ができたとばかり
そのおばあちゃんと同席することにした。

苗字はSOMAさんという。音楽学校で
ピアノの先生をしている、とのお話だった。
SOMAさんは、ご両親が渡欧後に生まれたので、日本育ちではない。
だが、小さいころから、両親の話す日本語(それが関西弁だった)を
聞いて育ったため、ある程度は分かるのだそうだ。で、関西弁丸出しで
「私の教えてる学校、日本人の生徒がようけおんねん」などと言う笑。
ところが、相槌は「ウィー」とフランス語なので、なんか可笑しくて。

そのうち彼女は、奏者としてピアノコンサートに出るため
途中で下車していったが、そのときに連絡先を交換しあった。
そして、SOMAさんは、私たちの住所をなくさずにとっていてくれて、
今回の来日(15年ぶりだったそう)のことを手紙で知らせてくれたのだ。
といっても本文がフランス語で全然分からなかったのだけど(笑)
いや、そんなことはどうでもよくて、あのとき、ほんのわずかの時間しか
一緒にいなかったのに、私たちのことを覚えていてくれた、
その気持が本当に嬉しく、こういう出会いは絶対大切にしなきゃ
いけない!と思ったのでした。
フランス、絶対また行こう。

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